更新日:2026年06月04日

この記事の監修
聖マリアンナ医科大学 卒業。 卒業後は、茅ヶ崎徳洲会病院、大村病院で内科医療に従事後、 いがらしクリニックを開業。 クリニック閉業後、医療法人理事長/院長を経て、 リフィルクリニック院長に就任。
頭痛薬などの痛み止めを服用している方の中には、「風邪を引いたときは薬を併用してもいいの?」と気になる方もいるかもしれません。風邪薬と痛み止めは重複している成分が含まれている場合があるため、基本的に併用は避けるべきとされています。
基本的に、市販の風邪薬と痛み止め(頭痛薬)の併用は避けたほうがよいとされています。市販の風邪薬と痛み止めには解熱鎮痛成分が含まれている場合があり、重ねて服用することで有効成分の過剰摂取となり、副作用のリスクが高まるためです。
たとえば市販の風邪薬の中には、解熱効果のあるアセトアミノフェンやイブプロフェンなどを配合している商品があります。一方、市販の痛み止めに同じ成分が配合されている場合、成分の過剰摂取につながり副作用の発現リスクが高まります。
予期せぬ健康被害を防ぐためにも、市販の風邪薬と痛み止めの併用はしないことです。どうしても併用したい場合、薬の添付文書を確認するか、薬剤師に相談しましょう。
風邪薬と痛み止めの併用が推奨されていない理由は、有効成分の重複による過剰摂取にあります。重複しやすいのは、熱や痛みを抑える働きを持つ解熱鎮痛成分です。
前述のとおり、市販の風邪薬や痛み止めには、アセトアミノフェンやイブプロフェンといった解熱鎮痛成分が含まれています。風邪薬と痛み止めを同時に服用すると、定められた一日の服用上限量を超えて解熱鎮痛成分を摂取してしまうことになり、肝臓や胃腸への負担が増して重篤な副作用につながるリスクが高まります。
摂取する成分が重複すると、効果が増すわけではなく、リスクだけが高まる危険性があるため、併用は控えましょう。
風邪薬と痛み止めを併用した際に注意すべきリスクの一つが、肝機能障害です。市販の風邪薬や痛み止めの多くには、熱や痛みを抑える成分としてアセトアミノフェンが含まれています。アセトアミノフェンは定められた用量を守って服用すれば安全性が高い成分ですが、過剰摂取すると肝臓で処理しきれなくなり、肝細胞にダメージを与えてしまう恐れがあるのです。
風邪薬と痛み止めで成分が重複すると、意図せず許容量を超えてしまい、重篤な肝機能障害を引き起こす可能性もあります。肝臓は「沈黙の臓器」とも呼ばれ、自覚症状が出にくいため注意が必要です。胃腸障害
風邪薬や痛み止めには、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の成分が含まれていることがあります。代表的な医薬品は、イブプロフェンやロキソプロフェンなどです。解熱・鎮痛に効果を発揮するものの、胃の粘膜を保護するプロスタグランジンという物質の生成を抑えてしまう性質もあります。
この成分を含む薬を併用して作用が強く出過ぎると、胃や腸の粘膜が荒れ、腹痛、吐き気、胃部不快感といった症状が現れます。さらに重症化すると、消化性潰瘍や胃腸出血を引き起こす危険性も高まるため注意が必要です。特に消化性潰瘍のある方や重篤な肝障害、腎障害などのある方の服用は、副作用のリスクを避けるために禁忌とされています。
市販の風邪薬には、鼻水や鼻づまりの症状を抑えるために抗ヒスタミン成分が配合されていることが一般的です。抗ヒスタミン成分には、副作用として強い眠気を引き起こす作用があります。また、一部の痛み止めの中にも、鎮静作用を持つ成分や、眠気を促す作用のある成分が入っている製品が存在します。
これらの薬を併用すると、それぞれの薬が持つ眠気の作用が重なり合い、過度な眠気や集中力の低下、判断力の低下といった副作用が強く現れる可能性があります。特に、自動車の運転や危険な機械の操作を行う際は、重大な事故につながる危険性が高まります。抗ヒスタミン成分を含む薬を服用する場合は、運転を控える、眠気成分を含まない薬を選ぶなど、副作用のリスクを十分に考慮する必要があります。
基本的に、市販の風邪薬と痛み止めの併用は避けるべきです。しかし、どうしても症状が改善せず併用を検討したい場合、まずは薬剤師への相談を優先にしましょう。以下では、併用する際の注意点をまとめました。
市販薬の種類によっては、解熱鎮痛成分が含まれていない商品もあります。自己判断で服用量を増やしたり、薬を追加したりするのは危険です。分からないときは薬剤師に相談し、具体的な指示を仰ぎましょう。また、市販薬ではなく、病院で処方された薬がある場合は、併用について医師や薬剤師に相談してください。
もし意図せず風邪薬と痛み止めを併用してしまった場合、まずは慌てずに落ち着いて対処することです。それ以上の追加服用を中止し、体調に不安がある場合や量が多い可能性がある場合は医療機関を受診してください。
市販の風邪薬や痛み止めを服用しても熱や痛みが改善しない、症状が強くてつらい場合、単なる風邪ではなく、ほかの病気が潜んでいる可能性が考えられます。自己判断で薬を併用したり、用量を増やしたりせず、早めに医療機関を受診しましょう。
医師に相談することで、自身の体調や病状に合わせた適切な治療薬を処方してもらえます。医師が処方する医療用医薬品であれば、薬の飲み合わせについて医師や薬剤師がチェックしてくれるため、安全です。体調がすぐれないときは我慢せずに医療機関を受診し、自身に合った治療薬を処方してもらいましょう。
リフィルクリニックの特徴
24時間予約可能
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全国どこからでもオンライン受診OK
対面診療も可能な保険診療で安心
初診からオンライン診療OK(※1,2)
お薬は自宅や薬局で受け取り可能(※3,4)
持病があり治療を受けている方や、妊娠中または妊娠している可能性がある方は、風邪薬を服用する前に医師や薬剤師に相談しましょう。自己判断で市販の風邪薬を服用すると、持病が悪化したり、治療薬との相互作用によって副作用が起きやすくなったりする危険性があります。
特に、妊娠中や妊娠の可能性がある方が薬を服用すると、胎児に悪影響を及ぼす可能性があります。特に妊娠初期は薬の影響を受けやすいため、市販薬を使用する前に必ず医師に相談する必要があります。妊娠中や妊娠の可能性がある状態で風邪を引いた場合は、かかりつけの産婦人科医に相談しましょう。
風邪の症状がつらく、市販薬の選択や併用に迷うときは、通院の負担を軽減できるオンライン診療の活用をおすすめします。
オンライン診療であれば、スマートフォンやパソコンを通じて自宅から医師の診察を受けることが可能です。自身の症状や服用中の薬を医師に伝えることで、薬の飲み合わせを含めた適切なアドバイスや治療薬の処方を受けられます。処方された薬は自宅などに配送されるため、薬局での待ち時間もありません。
市販薬の併用リスクを避けたい方やなかなか外出できない方にとって、安全に治療を開始できる有効な手段となるでしょう。
基本的に市販の風邪薬と痛み止め(頭痛薬)は、併用できません。それぞれの薬に同じ成分が含まれている場合があるため、併用することで成分を過剰摂取する可能性があります。過剰摂取は副作用のリスクを高めるので、自己判断で併用するのは避けましょう。
どうしても市販の風邪薬と痛み止めを併用したいときは、薬剤師に相談することです。意図せず併用した際は、それ以上の服用は中止し、体調に不安がある場合や量が多い可能性がある場合は医療機関を受診しましょう。
風邪の症状がつらく、体調不良で外出が難しい場合は、オンライン診療の活用も選択肢の一つです。自宅から医師に薬の飲み合わせや症状を相談できるので、通院の手間や診療の待ち時間を削減できます。
スマートフォンやPCを使って、自宅や外出先など全国どこからでも、かかりつけ医による診察を受けることができます。 医師により処方が行われた場合には、お薬のご自宅への配送や、薬局での当日受け取りが可能です。
通院の手間や待ち時間を減らし、プライバシーを守りながら、安心して医師へ相談できます。