更新日:2026年06月12日

この記事の監修
聖マリアンナ医科大学 卒業。 卒業後は、茅ヶ崎徳洲会病院、大村病院で内科医療に従事後、 いがらしクリニックを開業。 クリニック閉業後、医療法人理事長/院長を経て、 リフィルクリニック院長に就任。
風邪を引いた際、喉の痛みや鼻水だけでなく歯の痛みや違和感を感じる方も少なくありません。免疫力が低下すると一時的に歯が痛むことがあり、多くは体調の回復とともに自然に解消されます。
一方で、細菌の活動が活発になり虫歯や歯周病が進行したり、鼻の炎症が神経に伝わったりすることが痛みの原因である場合もあります。安静に過ごしても痛みが続くときや、症状がつらいときは、無理をせず受診を検討することが大切です。
風邪を引いて体調を崩すと、喉の痛みや鼻水といった症状のほかに歯に痛みや違和感が生じることがあります。
私たちの体はウイルスや細菌などと戦うために免疫機能が働きますが、その過程で一時的に口内の細菌バランスが崩れたり鼻の粘膜に炎症が起きたりします。その影響が歯の神経や周囲の組織に伝わり、痛みとして自覚するケースが少なくありません。
まずは自身の体調を整えることを優先し、風邪の回復とともに自然に痛みがやわらぐのか、別の要因が潜んでいるのかを判断するための基準を確認しましょう。
風邪の諸症状とあわせて歯が痛むのは珍しくありません。喉の痛みや鼻水、発熱といった症状が目立ちやすいため意外に思われますが、口の中も体の一部であり体調の変化による影響を受けるためです。
風邪を引くと体内の免疫機能はウイルスへの対応を優先し、口内の細菌活動を抑える力が一時的に弱まる傾向にあります。これにより、普段は潜伏している歯周病菌や虫歯菌の影響が表面化し、痛みや腫れを誘発しやすくなる仕組みです。また、鼻の粘膜の炎症が歯の神経に近い場所で起こることも痛みを感じる要因となります。
体力が回復し体の防衛機能が正常に戻るにつれて、こうした違和感も自然に解消される場合が多いとされています。
風邪による歯の痛みには、自宅で安静にして回復を待てるものと早めに受診すべきものがあります。様子見でよいかどうかの目安は、風邪の症状が改善に向かうにつれて歯の違和感もやわらいでいくかという点にあります。鼻づまりや発熱が落ち着くとともに歯の痛みや違和感が引いていくのであれば、一時的な影響であったと判断できるでしょう。
一方で、風邪が治っても歯の痛みが改善しない場合は、受診を検討する必要があります。また、我慢できないほどの激痛があり、食事が取れないなど日常生活に支障をきたすときも受診を検討すべき目安です。このような場合は風邪だけでなく、虫歯や歯茎の炎症が深刻な状態まで進行している可能性も考えられます。
痛みの強さが体の回復と連動していないと感じるなら、無理をせず医師の診断を受けることが大切です。
風邪と歯の痛みが重なると、どの診療科を選べばいいのか迷ってしまうものです。体調の変化と連動している痛みであれば回復とあわせて症状は改善しますが、風邪が治っても痛みが残る場合は歯そのものに問題が隠れていたり、蓄膿症などの疾患が原因となったりしている可能性が考えられます。
「鼻の症状が強い」「特定の歯に違和感がある」など症状によって考えられる原因や受診先は異なるため、自身の症状に合わせて医療機関を受診しましょう。
| 症状 | 考えられる原因 | 受診先 |
|---|---|---|
| 発熱・喉の痛み・鼻水などの風邪症状がメイン | 体調不良に伴う既存の歯や歯ぐきの炎症の悪化、副鼻腔の炎症 | 内科や耳鼻咽喉科 |
| 噛んだときだけ痛い・冷たいものがしみる | 虫歯や歯周病、智歯周囲炎の可能性 | 歯科 |
| 上の歯全体がジンジン・何もしなくても痛い | 急性副鼻腔炎(蓄膿症)による神経の圧迫 | 耳鼻咽喉科 |
| 一部の歯の根元がズキズキ・押すと強く痛む | 歯根嚢胞(膿の袋)の炎症・悪化 | 歯科 |
| 風邪が治っても1週間以上痛みが続く | 進行した虫歯や歯の根の炎症(放置すると重症化の恐れあり) | 歯科 |
歯の痛みよりも発熱や喉の腫れ、鼻水といった一般的な風邪の諸症状が強く出ている場合は、体の免疫反応が起きていることが主な原因と考えられます。この状態では健康なときに抑えられていた口内の細菌が活発になったり、発熱により炎症反応が強まり、痛みを感じる神経が敏感になったりして一時的に歯が痛む場合があります。
風邪の症状が目立ち体調がすぐれずつらいときは、内科や耳鼻咽喉科を受診しましょう。特定の歯を指で押しても痛みがなく、体調の回復と合わせて歯の違和感も消えていくのであれば、歯そのものに問題がある可能性は低いといえます。
リフィルクリニックの特徴
24時間予約可能
完全予約制で最短待ち時間無し
全国どこからでもオンライン受診OK
対面診療も可能な保険診療で安心
初診からオンライン診療OK(※1,2)
お薬は自宅や薬局で受け取り可能(※3,4)
まずは体力を回復させることを優先させ、風邪が治っても歯に痛みが残る際は歯科受診を検討しましょう。
食べ物を噛んだときに鋭い痛みが走ったり、冷たい飲み物がしみるような症状がある場合は、歯そのものに原因がある可能性が高いと考えられます。主な原因として挙げられるのは、虫歯や歯を支える組織が炎症を起こす歯周病です。また、奥歯が痛むときは、親知らずの周りに細菌が入り込んでいる場合もあります。
風邪で体力が落ちると、口に潜んでいたトラブルが表面化しやすくなります。こうした症状は放置しても自然に治らず、時間が経つにつれて悪化していくのが特徴です。
このケースでの適切な受診先は歯科です。風邪の引き始めであっても噛むたびに痛むような症状がある場合は、歯科医師による検査と治療が必要となります。歯の状態を確認してもらい、原因となっている虫歯や炎症に対して適切な処置を受けるようにしましょう。
特定の歯ではなく上の歯全体にかけて響くような痛みがあり、何もしなくても痛みが続く場合は、急性副鼻腔炎(蓄膿症)が疑われます。これは風邪やアレルギーなどが原因で鼻の横にある副鼻腔に膿が溜まり、そのすぐ下を通る上の歯の神経を圧迫することで起こる症状です。
歯そのものが原因であれば痛む場所を特定できますが、副鼻腔炎由来の場合は「どこが痛いのかはっきりしないけれど、上の歯全体が重苦しい」と感じるのが特徴です。また、鼻の空洞内の圧力が関係して階段の上り下りなどの振動で痛みが響くこともあります。
このような場合は耳鼻咽喉科を受診し、副鼻腔の状態をチェックしてもらいましょう。原因となっている鼻の炎症や膿を治療すれば、神経への締め付けがなくなり歯の痛みも治まります。
特定の歯の根元あたりがズキズキと激しく痛み、指で押したり外から触れたりするとさらに強い痛みを感じる場合は、歯の根の先に膿が溜まる歯根嚢胞(しこんのうほう)の可能性があります。過去に治療した歯の内部や深い虫歯から細菌が入り込み、根元で炎症が起きている状態です。
風邪を引いて体力が落ちると体の中に抑え込まれていた細菌が活発になり、急激に腫れや痛みが現れることがあります。歯根嚢胞の場合、原因となっている箇所を処置しなければ根本的な解決にはなりません。
歯根嚢胞の可能性があるときは、歯科を受診しましょう。放置すると炎症が広がってさらに激しい痛みを引き起こす恐れがあるため、早めに歯科医師の診察を受けることが大切です。
風邪が治ったにもかかわらず歯の痛みだけが1週間以上残る場合は、口内に根本的な問題が隠れていると考えられます。風邪の間に表面化した違和感が本格的な虫歯や歯周病、歯の根の炎症として定着してしまっている可能性が高いためです。
風邪による血行の変化や鼻の圧迫が原因であれば、体調の回復とともに痛みも自然に引いていきます。しかし、いつまでも痛みが続く場合は、歯科医師による精密な検査が必要なサインといえます。放置してしまうと症状が進行して治療に時間がかかるだけでなく、大切な歯を失うリスクにもつながりかねません。
歯の痛みだけが続くときは早めに歯科を受診して、レントゲン検査などを受けましょう。痛みの原因を特定し適切な処置を受けることが、口内を健康な状態へ整えることにつながります。
風邪を引くと、体力が消耗してウイルスや細菌に対する防御機能が低下する傾向にあります。普段は症状が出ていない部位であっても、免疫力の低下をきっかけに痛みが表面化する仕組みです。
顔の構造上、鼻の奥にある空洞と上の歯の根元は近い位置にあります。そのため、風邪による鼻水や粘膜の腫れといった炎症が、周囲の神経を圧迫して歯の痛みとして伝わることがあるのです。
このように歯そのものに問題がある場合だけでなく、体全体の不調が引き金となって痛みを感じるケースがあります。自身の症状がどのタイプに当てはまるのか、体調の変化と照らし合わせて確認することが大切です。
風邪の影響で体の防衛機能が低下すると抵抗力が落ち、体は痛みを感じやすくなります。普段は自覚症状がない状態であっても、体調不良をきっかけに炎症が広がり歯の痛みとして現れやすくなります。
風邪で悪化しやすいのが、歯周病や虫歯の炎症です。歯周病は歯を支える組織に細菌が感染する病気ですが、免疫のバランスが崩れると細菌の攻撃が優勢になり、歯茎の腫れや痛みが生じます。虫歯がある場合は、体の免疫バランスが崩れることで鋭い痛みを感じることがあります。
また、親知らずの周辺は汚れが溜まりやすく細菌が繁殖しやすい部位です。磨き残しがあると風邪による抵抗力の低下に伴い、親知らずの周囲に炎症が起こる場合もあるでしょう。
口内の環境を維持するためにも、普段から清潔な状態を保つ意識が求められます。
歯根嚢胞(しこんのうほう)とは、歯の根の先端にできる膿の袋を指します。進行した虫歯や歯周病によって歯の内部に細菌が入り込み、根元に炎症が起きることで形成されます。上の奥歯の根元は、鼻の横にある副鼻腔という空洞と近い位置にあるのが特徴です。
風邪をきっかけに副鼻腔に粘液が溜まったり粘膜が腫れたりすると、その圧迫が膿の袋へと伝わります。普段は痛みがない状態でも副鼻腔の炎症による刺激が加わることで、強い痛みが発生する一因となります。
このように鼻の不調と連動して奥歯が痛む現象は、顔の構造的な近さが関係しています。風邪の症状が治まるとともに痛みがやわらぐこともありますが、膿の袋自体が消失したわけではありません。根本的な解決には、歯科医院での治療を検討する必要があります。
副鼻腔炎は蓄膿症とも呼ばれ、副鼻腔に炎症が起こる状態を指します。風邪のウイルスや細菌感染、アレルギーが原因で発症し、空洞を覆う粘膜が腫れて膿が溜まります。副鼻腔は上の奥歯と距離が近いため、炎症が歯の神経に伝わることで痛みを感じる仕組みです。
歯そのものに問題がなくても副鼻腔の圧迫や炎症が神経を刺激し、虫歯のような痛みが生じる場合があります。顔を動かしたときや階段を昇り降りする際に響くような痛みがあるなら、このケースが考えられるでしょう。
鼻詰まりや頭重感とともに歯の違和感がある場合は、副鼻腔炎の可能性に配慮が必要です。風邪に伴う一時的な症状であることも多いですが、痛みが続く際は耳鼻咽喉科への相談を検討しましょう。
副鼻腔炎に伴う歯の痛みには、通常の虫歯とは異なる傾向が見受けられます。鼻の奥で起きた炎症が歯の神経へと伝わるため、特定の歯に限定されない違和感が生じやすくなります。
副鼻腔炎による炎症の場合、痛みとあわせて鼻づまりや鼻の奥の重だるい感覚を伴うのが特徴です。体を動かした際に歯に響くような感覚を覚えるのも、副鼻腔内の膿や炎症が移動して神経を圧迫するためと考えられます。
こうした症状は、風邪の進行や回復に合わせて変化していくのが一般的です。痛みの性質や発生するタイミングを知ることで、原因が歯そのものにあるのか鼻の炎症に由来するものなのかを判断する材料となります。
副鼻腔内の炎症が広がると、刺激を与えていない状態でも歯に痛みを感じる場合があります。ズキズキとした痛みを伴うことがあり、炎症の程度に応じて違和感の強さが変化する傾向にあります。
また、特定の歯が浮いているような感覚や噛み合わせたときに高さが合わないような違和感を覚えるのも、副鼻腔炎に関連する症状によくみられる特徴です。これは副鼻腔の粘膜が腫れ、その圧迫が歯の根元にある神経へと伝わるために起こります。
虫歯であれば冷たいものがしみるといった症状があるものですが、こうしたケースでは急に重い痛みを感じるのが一般的です。我慢できないほどの痛みに発展する前に、早めに医師へ相談して診断や処置を受けることが大切です。
副鼻腔炎によって歯が痛む際は、上の奥歯やその周囲に違和感が生じやすくなります。上の奥歯の根元は副鼻腔と近い位置にあるため、鼻の炎症が神経に伝わりやすいのが主な理由です。
虫歯であれば特定の歯に痛みが生じますが、副鼻腔炎の場合は上の歯全体や複数の歯に痛みが広がります。一方で、急性副鼻腔炎の場合は、片方だけの歯に痛みを感じるケースも珍しくありません。
このように、痛みが出る範囲には個人差があり、片方のみの場合もあれば両側の歯が痛む場合もあります。特定の歯ではなく複数の歯に響くような痛みがあるなら、副鼻腔のトラブルを疑う一つの目安となります。
下を向いたときに歯の痛みが強まる場合は、副鼻腔炎が関係している可能性があるでしょう。副鼻腔炎の中には炎症によって膿や鼻水が溜まっていますが、頭の向きを変えると液体の位置が移動して副鼻腔内の圧力も変化します。
下を向く動作によって副鼻腔内の膿が重力で移動し、上の歯の歯の神経を強く圧迫するため痛みを感じやすくなる仕組みです。通常の虫歯ではあまりみられない、副鼻腔炎由来の痛み特有の現象といえます。
階段の昇り降りや歩行時の軽い振動で歯が響く感覚を覚えるのも、同様の理由によるものです。姿勢を変えたタイミングでズーンとした重い痛みが走るようであれば、鼻の奥の状態が歯の神経に影響を及ぼしていると考えられます。
風邪が治ってから2~3日ほどで歯の痛みが自然に消える場合は、副鼻腔の炎症が原因であったと考えられます。鼻の粘膜の腫れが引くと同時に上の歯の神経への圧迫が解消されたために、痛みが治まった状態です。
一方で、風邪が治ったあとも痛みが長引く際は、虫歯や歯周病そのものが悪化している可能性があるでしょう。もともと進行していた虫歯や歯周病が体調不良をきっかけに表面化し、副鼻腔炎によって悪化したケースが想定されます。
数日様子をみても痛みや違和感が続くようであれば、早めに歯科医院を受診しましょう。
風邪の影響で歯が痛むときは、痛みのきっかけとなっている体全体の不調を整えることが大切です。体の免疫力が低下している状態では口内の炎症も鎮まりにくいため、まずは全身の回復を優先しましょう。
自宅で取り組める対策としては、痛む場所を直接触るなどの刺激を避けながら、体全体の負担を減らす工夫が求められます。鼻の詰まりを解消したり口の中が乾かないように湿度を保ったりして、歯の神経への圧迫や細菌の活動を抑えましょう。
ただし、これらの方法はあくまで症状を一時的にやわらげるためのものです。根本的な治療ではない点に注意しましょう。
風邪が原因で歯が痛むときは、体の抵抗力を高めて風邪を治すことを優先させます。発熱などによる脱水を防ぐため、こまめな水分補給を心掛けましょう。
歯に痛みがあると、食事を取るのが難しい場合も考えられます。その際は豆腐やお粥、ゼリー飲料など、あまり噛まずに飲み込める食品を選んで栄養を補いましょう。歯が痛いからといって食事を抜いてしまうと、回復が遅れて痛みの原因となる炎症が長引く恐れがあります。
無理に多くの量を食べる必要はないため、栄養補助食品なども活用しながら少しずつエネルギーを蓄えることが大切です。水分と栄養を補給したあとは横になって安静に過ごし、体力の回復を待ちましょう。
歯が痛む際は、患部を頬の外側から冷やすことで不快感を軽減できる可能性があります。タオルで包んだ保冷剤や氷水などを頬に当て、外側から冷やしましょう。長時間冷やし続けると凍傷の恐れがあるため、肌を休ませながら行うことが大切です。
一方で、痛みを悪化させないための生活習慣にも注意が求められます。特に避けるべきなのが、熱い湯船に浸かることやアルコールの摂取です。全身の血行を促進するため、歯の神経が圧迫されて痛みが増す一因となります。
また、痛みがある場所を指や舌で触ることも控えましょう。刺激を与えることで、悪化の懸念があります。患部を冷やす方法はあくまで一時的な応急処置であるため、体調をみて医療機関へ相談することを検討しましょう。
鼻うがいを実践することで、歯の痛みをやわらげる効果が期待できます。鼻うがいとは鼻の穴から洗浄液を流し込み、ウイルスや鼻水を洗い流す方法です。鼻腔内の環境が整うことで粘膜の腫れが落ち着き、歯の神経への圧迫が軽減される可能性があります。
市販の洗浄液を購入する際は、刺激の少ない低刺激タイプがおすすめです。水道水を使用する場合、ぬるま湯に塩を溶かせば自宅で生理食塩水を準備できます。
あわせて、部屋の加湿も行いましょう。空気が乾燥すると鼻の粘膜の防御機能が低下し、副鼻腔の炎症が悪化する一因となります。適切な湿度は鼻への負担を減らすだけでなく、口内の乾燥を防いで細菌の増殖を抑えることにつながります。加湿器の使用や濡れたタオルを干すなどして、40~60%を目安に湿度を保ちましょう。
歯の痛みと同時に熱があるときは、体がウイルスや細菌と戦っているサインです。熱が上がると炎症反応が強まり、痛みを感じる神経が敏感になるので、痛みを感じやすくなります。自己判断で痛む場所を触ったり無理をして動いたりすることは、症状の悪化や長引かせる原因になりかねません。
まずは体の炎症を抑えることを一番に考え、体力の回復に向けて環境を整えましょう。歯の痛みと発熱によるつらさをやわらげるためにも、熱があるときの対処法と控えるべき行動を知っておくことが大切です。
発熱と歯の痛みが重なっているときは、体の負担を減らすために適切なケアを行いましょう。まずは、熱をもった頬の外側を冷たいタオルなどで冷やすことが有効です。これにより過敏になった神経の興奮を落ち着かせ、ズキズキとした痛みをやわらげる効果が期待できます。
また、水分が不足すると口内が乾燥し細菌が活動しやすい環境を作ってしまうため、意識的な水分補給が大切です。発熱による脱水を防ぐためにも、水や経口補水液などでこまめに水分を補いましょう。
痛みが強くて眠れない、食事が取れないといった場合には、市販の痛み止めを服用するのも一つの方法です。市販薬を使用する際は、薬剤師や登録販売者に相談のうえ自身の体調や症状に合ったものを選び、用法・用量を守って服用しましょう。
発熱と歯の痛みがあるとき、良かれと思った行動が逆効果になる場合があります。
まず、痛む場所が気になっても指や舌で患部を直接触るのは控えましょう。手についている細菌が入り込んだり刺激を与えたりすることで、炎症が悪化してさらに痛みが強まる恐れがあります。
また、熱い湯船に浸かって体を温めると、血行が良くなり炎症部位の腫れや圧が強まることでズキズキとした痛みが強くなってしまいます。発熱や痛みがあるときは、ぬるめのシャワーで軽く済ませるようにしましょう。アルコールの摂取も控えるべきです。お酒は血の巡りを良くするだけでなく、水分を奪って脱水症状を招きやすくします。
体調が回復するまではこれらの行動を控え、症状を長引かせないためにも刺激を避けて安静に過ごしましょう。
風邪で外出がつらいときや歯の痛みもあり受診先に迷うときは、オンライン診療を活用する方法があります。スマートフォンやパソコンを通じて自宅にいながら診察を受けられるため、体力を消耗させずに医師のアドバイスを得ることが可能です。
痛みの原因が風邪なのか鼻や歯にあるのかを相談できるので、あちこちの病院を回る手間や負担を減らせるでしょう。「まずは耳鼻咽喉科で鼻の治療を優先すべき」といった具体的な受診先を案内してもらえるため、何科に行くべきか迷った際も安心です。
医師の判断により薬を処方された場合は、配送で自宅などに配送してもらえます。オンライン診療なら「忙しくて病院へ行く時間がない」「近くにクリニックがない」という場合にも便利なので、受診を考える際の選択肢の一つとして活用を検討してみてください。
風邪のときに歯が痛くなる原因には、免疫力の低下や虫歯・歯周病の悪化、鼻の炎症が神経に伝わる副鼻腔炎などが挙げられます。
風邪に伴う歯の痛みを感じたら無理をせず休養と栄養補給を行い、体力の回復を優先しましょう。痛みが強いときは頬の外側から冷やしたり、市販の痛み止めを活用したりするのも一つの方法です。ただし、入浴やアルコールといった血行を促進する行動や、患部を触る刺激は痛みを悪化させる恐れがあるため控えましょう。
通常、風邪が治まれば歯の違和感も自然に消えていきます。しかし、風邪が治っても1週間以上痛みが続く、特定の歯が激しく痛むといった場合は受診を検討すべき目安といえます。風邪の症状がつらいときや受診先について悩むときは、オンライン診療の活用も検討しましょう。
スマートフォンやPCを使って、自宅や外出先など全国どこからでも、かかりつけ医による診察を受けることができます。 医師により処方が行われた場合には、お薬のご自宅への配送や、薬局での当日受け取りが可能です。
通院の手間や待ち時間を減らし、プライバシーを守りながら、安心して医師へ相談できます。